信用取引の返済買

信用売り(空売り)株の売買を終了する取引

信用取引でこれから下落基調に入るだろうと思った際に信用売りをします。
信用売りはよく空売りともいわれ株価が下落している際に利益を出す手法の一つです。

空売りをした株式が想定の株価まで下がった時に利益確定する取引手法は「返済買(へんさいがい)」と言います。

返済買いとは

返済買いをすると現在の株価で保有している額を購入することが出来ます。
空売りしている期間で下落した分の下落幅が利益となります。

((売建値-返済買の株価)×建株数)ー 諸経費
   売建値:信用買い、空売りをした際の株価
   建株数:信用買い、空売りをした際の株式数

返済買いの株価が売建値より低ければ利益が出ます。
また反対に返済買いの価格が高ければ損失になります。
基本的に買った時より株価が下がっていれば儲かる、上がっていれば損する、です。

もう一つの返済方法の現渡とは

空売りの返済手法には返済買と合わせてもう一つの方法があります。
それは「現渡(げんわたし)」というです。

現渡は借りた株式を証券会社に売建値の価格で返すことが出来る取引です。

  (売建値×建株数)ー 諸経費

の分を現金で受け取ることが可能です。
要するに諸経費さえ支払えば売建した建株はなかったことにできるということです。
予想が大きく外れて相場上昇で期日までの返済では損失が出てしまいそうな場合には、現渡すれば売建てた時の値段で売ったのと同様の価格で取引できます。

もちろんその後は現金として引き出すこともできますし、他の現物株式の買付代金にも使うことが出来ます。

現渡には注意が必要

現渡があれば信用取引で空売りしたものも諸経費のリスクでどんどん買えるような気がしますね。
しかしながらそうではありません。
現渡を利用するためには1つ注意が必要です。

それは元々現渡する株式の現物株式を保有している必要があります。
その現物株式を利用して、信用売りした損失を相殺することが出来るのです。

現渡は保有株のリスク相殺目的で利用する際はお気を付けを。

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